月華の森で 聖域に入ったばかりで、修行を始めた頃は夜になると、その日数を数えていた。いつか、日本に帰れる日を夢見ていたんだろうか? もう、それもよく思い出せない。 宿星《ほし》の導きのままに、聖域に至り、聖闘士を目指すようになった。 東洋人は聖域では珍しく、侮蔑されもしたが、仕方がない。その東洋人を聖域に招いたのは他ならぬ女神の意志とやらだったのだから! そうして、白銀聖衣を得た今──弟を探すために、聖域を出ることも叶わない。酷い思い込みをしていただけなのか、それとも、時が満ちていないということなのか? ただ、遠い故郷の光景とともに、弟や家族の顔さえ、朧げになってしまっていた。それも当然か。 最早、指折り数えることもなくなっていた。嘗て、故郷に暮らしていた時より、聖域に来てからの方が疾うに長くなってしまっていた。 世界のため、女神のためにこそ、此処に在る。聖闘士として生きるべく、此処にいる。 故郷のことなど、殆ど思い出さなかったのだが……。
次なる聖闘士を育てるために、弟子の指導を任せられるようにもなった。勿論、自身の鍛錬も決して、怠ってはいない。 弟子の星矢に自主練をさせている間や、寝入った後に行うことも多かった。この夜も魔鈴は独り鍛錬に出ていた。 満ちた月が皓々と輝いている。朧げな中にも時折、甦る光景はある。 「確か、十五夜だったっけ」 丸い団子を作って、『月』にお供えした後に、弟と一緒に食べた。 「月に餅つきウサギがいるなんて、聖域《ここ》で言ったら、馬鹿にされるだろうね」 月の女神セレネが駆り、天空を渡る光の戦車。その輝きは聖域の主たる女神アテナの妹神アルテミスの象徴でもある。ウサギなど、いるはずがない。 感傷に浸っている場合ではなかった。聖衣を得て、弟子まで取った今では早朝とて、叩き起されることもなくなったが、逆に弟子への示しもある。 魔鈴は黙々と鍛錬を始めた。
月が西へ向かい始めた頃が、聖域が一番、静まり返る頃だ。完全に眠りに落ちることはないが、人の動きが少なくなっている。殊に聖域の外れでもあれば、尚のことだ。 頃合かと鍛錬を済ませ、魔鈴も星矢が眠りこけている家に戻ろうとしていた。 不意に気配が動いた。そう遠くはない。魔鈴は反射的に、自身の小宇宙も抑え、気配を消した。 〈何者かが、聖域に侵入しようとしているのか?〉 こんな時間に──勿論、任務に就く聖闘士が帰ってくるのは時間を選ばないことも多い。だが、それにしては気配を抑え過ぎてはいないか? 息を潜め、揺らぐ気配を辿り、近付いていく。気配がこちらに気付いた様子はない。一気に距離を詰めるか? 僅かに逡巡する。これが戦場なら、この一瞬の判断の遅れが致命的なものになったかもしれないとまでは魔鈴も考えはしなかったが。
聖域の外れに広がる『迷いの森』──滅多に人が来ないので、独りで鍛錬する時はよく、その近くで行う。 『迷いの森』と呼ばれるのも外界と聖域を繋ぐ入口があるために、外界の人間が時折、迷い込んでは出られなくなるからだ。聖域への入口は時空が歪められ、普通の人間には入れない。森の外にも出られず、迷ってしまうのだ。 それでも、時には聖域まで至る者がいる。入れるはずのない聖域に──そんな者は“女神に招かれた者”と見做されるのだ。何しろ、魔鈴もその一人だったのだ。 ともかく、迷うこと確実な森に外界の者は恐れ、近付かない。夜更けともなれば、尚のことだ。それが入ってきたということは明確な意思があると見て、いいはずだ。 魔鈴は少しずつ、木々の間を移動し、気配にと近づいていく。 森の中は覆い尽くす葉に遮られ、月の光も殆ど届かない闇に等しい。所々、淡く射し込む月光がボンヤリとした影を浮き上がらせる。 だが、幾らか進んだところで、前方が大分、明るくなっているのに気付いた。どうやら、少しだけ上の葉が開けているのだろう。月光を浴び、揺れる草花が目に付いた。 警戒しながら、進んでいたはずなのに──どことなく、幻想的な光景に気が緩んだのだろうか? 魔鈴は、その時、幾らか呆けたように立ち竦んだ。 月が…、降下《おり》りてきたみたいだ…… そんな夢見がちなことを真面目に考えていた。 だが、勿論、そこにいたのは月などではなく──ただ、この聖域に於いては見上げた夜空に輝く月よりも珍しい存在だった。 微かな風に揺れる葉擦れに、月の光も揺れる。その度に、弾く輝きもキラキラと揺れた。金色の煌きが……。 それは聖衣。それも十二体しか存在しない黄金聖衣だ。つまり、そこにいるのは黄金聖闘士か! 黄金聖闘士は正に特別な存在だ。十二宮を守護し、殆ど出てくることはないが、絶対ということでもない。牡牛座のアルデバランは兵や候補生の訓練指導をすることもあるし、蠍座のミロもよく見回りなどを行っているのを魔鈴も見かける。 だが、他の黄金聖闘士たちは滅多に姿を現さない。現在の聖域に何人の黄金聖闘士がいるのかさえも明らかではないのだ。その一人が、今、目の前にいる。 その時、月が翳った。雲に隠されたか、一気に森は闇に沈む。それでも、微かな光の残滓が至高の聖衣に纏わり、存在を示す。 〈もしかして、月夜の隠密行動には向いてないかもね〉 などと考えてしまい、自分に苦笑する。大体、音速で動く白銀聖闘士の遥かに上を行く黄金聖闘士《かれら》に、そんな心配自体が無用か。 謎の黄金聖闘士を前に、緊張したりしなかったのが何故か──この時の魔鈴は不思議に思うこともなかったが、確かに妙に気が緩んでいた。為に、次の瞬間、パキッと足元で音が……。小枝を踏んでしまったのだ。 葉擦れの微かな音だけが支配し、虫の声もない闇では異様に大きく響いた。 途端に前方の気配が──黄金聖闘士が動いた! 今まで、自分に気付いていなかったのか。それとも、気付きながら、気にする必要もないと無視していたのか? それは判らないが、白銀聖闘士如きが背後から忍び寄るような真似をしたのだ。不快に思わないとは言い切れまい。 それとも、日頃、姿を見せないだけに、去っていってしまうだろうか。一気に跳ばれたら、追いつけるはずもない。 一瞬の間に、色々と悩んだらしいが、黄金聖闘士であるはずの気配にも戸惑いが生じた…、ように感じられた。その刹那、 「……魔鈴か」 問うような、確かめるような声。しかし、問題は若い男のものである、密やかな声に、聞き覚えがあったことだ。 例えば、傷を手当てして貰ったことがあるとか、稽古を付けて貰ったことがあるとか。今では、弟子の面倒も時折、見てくれるとか……。 天空では緩やかに雲が動き、再び、月が顔を出す。次第に取り戻される月光《ひかり》は美しい黄金の聖衣をより煌かせる。 息を…、呑む。煌きは聖衣だけでなく、黄金聖闘士の短い髪も同じようにキラキラと光を弾いているのだ。美しい金髪の持ち主でもある、その黄金聖闘士の顔が月明かりの下、浮かび上がった。 「…………アイオリア、だよね」 まさか、とは思わなかった。妙に納得してしまっていて、驚きも少なかった。 殆ど味方のいない聖域で、東洋人師弟の魔鈴たちを邪険にしない者は珍しい。それが彼の立場故であったとしても──……。 聖域でのアイオリアの立居振る舞いを見るに、恐らくは高位の聖闘士であろうと思われた。だが、決して、その聖衣を纏うことはなかった。 それもまた、彼の兄が起こしたとされる叛逆事件の影響なのかもしれなかった。 魔鈴は聖闘士候補生時代に、彼と知り合ってから、時に指導を請うた。間違いなく、自分より強いと感じたからだ。 それは自分が聖衣を得た今でも、変わっていない。だから、漠然と高位の白銀聖闘士ではないかと思っていたのだが……。 よもや、黄金聖闘士だとはさすがに考えなかったのは想像力の限界を超えていたからだとしか言いようがない。 何より、月の光を浴びて、立つ姿を目の当たりにして、疑う理由もない。 「な、何やってんのよ。こんな時間に、こんな処で……」 黄金聖闘士に対して、ぞんざいすぎるだろうか。しかし、今更、どうしようもないか。 どうでもいいような逡巡をアイオリアも気付いたか、小さく苦笑した。 「任務帰りだ。一寸、休んでいただけだがな……君が迫っているのに気付かないとは、迂闊だったな」 「──怪我してるの?」 無意識かどうか、腕を摩っているのが目を引いた。 「大したことはないよ。それにしても、魔鈴。気配の隠し方が巧くなったな」 「まぁ、そこそこにはね」 他ならぬアイオリアに褒められるのは正直、嬉しいが、何となく違和感も覚える。 黄金聖衣を纏った黄金聖闘士が負傷するほどの任務の内容も窺えるが、それだけで、白銀聖闘士の接近に気付かないものなのか? それとも、他に何か…、この場所に何らかの理由があるとか。 月明かりに切り取られたような森の一部。昼には日が射すからか、草花も咲いているくらいで、気になるものはない……か? 「魔鈴も熱心だな。星矢の指導だけでなく、こんな時間に鍛錬とは」 「聖衣を得たからって、手を抜けるほど、生温い世界じゃないって、あんたが教えてくれたと思うんだけどね。あー、こういう言い方は腹が立つ?」 「いいさ。聖闘士がなすべきことに黄金も白銀も、そして、青銅もないさ。だが、魔鈴。今夜、此処で俺に会ったことは忘れて欲しい」 「──忘れろ?」 「解かるだろう? 何故、俺が十二宮にいないのか。聖闘士であることも秘されているのか。迂闊なのは俺だが、君は知らないままでいた方がいいんだ」 謎の多い黄金聖闘士たち──その中でも、よく名を知られている黄金聖闘士がいる。いや、いたというべきか。 聖闘士として、犯すべからざる罪を犯し、粛清された射手座の黄金聖闘士アイオロス。 そして、アイオリアの実兄であるということは事件から、十年も経とうという今でも取り沙汰される。聖闘士であるはずのアイオリアは常に“逆賊の弟”と罵倒されているのだ。 黄金聖闘士は必ず守護宮に入り、結界の維持や務めに携わらなければならないはずだ。にも拘らず、今の十二宮には主のいない宮が目立つ。 アイオリアは聖域にいながら、十二宮への常駐を許されずにいるのだ。それも教皇の判断故か。 そこで、ふと気付く。完全に沈黙している宮もある中、時折…、そう月に一度ほど、守護結界強化の小宇宙が昇る宮がある。それも決まって、深夜に……。十二宮の中腹辺りの第五宮──……。 「獅子座《レオ》……。アイオリアは、獅子座の黄金聖闘士?」 唐突な問いだったかもしれない。彼が纏っている黄金聖衣に見覚えがないのだから、判断のしようもないのだが。 すると、眼前の黄金聖闘士は背を向けた。美事な獅子の意匠が月明かりに浮かび、此方を睨んでいる。 「星矢にも絶対、言うなよ」 「解かってるわよ」 教皇が定めたことに、魔鈴など概論を唱えられるはずもないのだ。 そして、獅子座の黄金聖闘士はまた、魔鈴の方を向いた。 「それじゃ、そろそろ、行くよ」 「待ちなよ。怪我の手当てくらいさせなさいよ」 大体、ヒーリングが得意なはずのアイオリアが怪我を治しきれずにいるのも妙だ。元より、自分自身へのヒーリングの効果は低くなるのだ。 黄金聖闘士への任務ともなれば、余程の強敵が相手だったのだろう。そんな敵に付けられた傷口にはその小宇宙が残り、治りが悪くなるのだ。 それでも、他者がヒーリングを為せば、少しは効果も上がる。 手を翳そうとしたが、やんわりと留められる。 「有難う。だが、気持ちだけでいい」 「でも、アイオリア」 「ヒーリングを受けると、君の小宇宙が残る。これから、教皇宮に上がらなければならないんだ」 つまり、教皇に気付かれるのを心配しているのか。 「へぇ。教皇って、こんな真夜中にも起きてるわけ? さすが、世のため、人のために尽くす御方だわね」 「魔鈴;;; まぁ、間違いなく、朝まで待たされるだろうがね」 「なら、大丈夫だよ。朝までには小宇宙も消えてるわ」 「いや、魔鈴。ちょ──」 強引に腕を取り、癒しの小宇宙を当てる。 アイオリアは…、その気になれば、振り払うのは簡単だろうに、大人しくヒーリングを受けてくれていた。 お互い、好意を受ける相手が少ない分、厳しくなりきれないのかもしれない。 「こんなもんでいいわね」 「あぁ、十分だ。有難う。しかし、強引だな」 「こんな時でもなきゃ、溜まりまくった借りも返せないからね」 「なるほど。それは道理だ」 アイオリアが──笑った。 月明かりの下で見る笑顔《それ》は……何故だろう。普段、昼に見かける寂しげなものとは少しだけ違って、見えて……。 いや! 単に暗がりだから、違和感を覚えただけ! そう、錯覚というものに違いないっ。そうでもなければ、頻繁に顔を合わせている相手なのに……。いきなり、こんなに…、妙に胸が騒《ざわめ》くというか、心臓がウルサいというか…! とにかく、こんなことがあるはずがないっっ!! でなきゃ、黄金聖衣の効果増しとか! 魔鈴は自分自身に対しての言い訳に必死だった。月光が射しているとはいえ、薄暗い森の中、しかも、仮面の完全ガードのお陰でか黄金聖闘士といえども、実は仮面の下で百面相をしているとは気付かずにいてくれた。 尤も、危ないというか、怪しい動きをしているのに、首を傾げてはいたが。 「どうかしたか?」 「いや! 何でもないっ。あ…、そうそう、アイオリア。また、うちのバカ弟子に稽古を付けてやってよ。忙しくなければ、だけど」 慌てて、話を変えたわけではない。とにかく、星矢がアイオリアを慕っているのが明らかで、言うことも(癪に障るが)よく聴くくらいだ。それに、師匠とはいえ、いつも特定の相手とばかり、手合わせするのはマンネリに陥りやすいし、伸びにくく、弱点なども見逃しやすくなるものだ。 「忙しい? 俺は聖域一の暇人だろうな」 それも立場故のものか。その暇とやらを己の鍛錬に費やしているような男なのだ。ストイックなまでに、自身を鍛える姿は惚れ惚れするほどに綺麗で……。 「──っっ!?」 自分の想像に飛び上がりそうになった。男相手に『綺麗』はないだろうに。 勿論、彼は十分に整った面立ちだし、鍛えられた体は、女である魔鈴がどんなに望んでも、鍛えたところで、得られない理想的な戦士のものだと思う。『綺麗』というよりは『美しい』のだ。『造形の美』ではなく、その『在り方の美』というものが滲み出ているのだ……。 ──いやいや、そんなことはどうでもいいっ!! 「魔鈴? 疲れているのではないか」 「…………そうかもね。私もそろそろ、戻るわ」 思考を断ち切り、粗末なベッドでも転がり込んで、寝てしまえば、きっと忘れられる。 その方がいいと、自分に言い聞かせる。 そんな魔鈴の惑いはアイオリアにも伝わっている。ただ、突っ込んで尋ねるようなこともあるはずはない。 「それじゃ、お先に。あぁ、明日、時間があったら、星矢の相手をするよ」 「アリガト。あのバカ、飛び上がって、喜ぶよ」 軽く頷き、今度こそ、獅子座の黄金聖闘士は深い森の闇の中へと消えていった。 美しい黄金聖衣の煌きも、さすがに深淵の深さに呑まれていく。完全に消えた瞬間、魔鈴は盛大に嘆息し、その場に座り込んだ。そればかりか、寝っ転がる。 ジメジメとした森の下生えと違い、柔らかい。陽射しを受けているためだろう。 今は月の光が射している。見上げれば、ポッカリと丸い天窓のように、森の葉が開け、満月が浮いている。 「……何だか、本トに幻想《ユメ》だったみたいだね」 もしかしたら、目が覚めれば、あの粗末なベッドにおり、笑い話で終わるかもしれない。
深夜の森の中だ。さすがに冷える。しかも、魔鈴は訓練時のスタイルのままだ。小宇宙を燃やせば、何の問題もないが──本当にうつらうつらしていた。眠りに入れば、小宇宙も鎮まる。そのままなら、朝には何と、白銀聖闘士の凍死という大失態に至った可能性とてあった。 刹那、あの小宇宙が上がった。天空の月にまで届くかの如く、力強い小宇宙が立ち昇る。第五宮・獅子宮の守護結界強化の小宇宙が…。それも、いつになく強い波動が周囲に広がったのだ。 中てられたようで、魔鈴は目を覚ました。敵意はないものの、一瞬、何かが迫り来るように感じ、跳ね起きて、身構えていた。ただ、警戒する姿勢のまま、自分の状況を理解するのに数瞬を要したのだが。 「……あ、マズ。本気で寝るトコだった?」 星矢にはとても話せないな、と思いつつ、魔鈴も、その弟子の(寝ているはずだが)待つ家に戻る道を急いだ。 月明かりの小さな園を後にして……。
「にしても、あれ。私が眠りそうだって、気付いたから?」 いつもよりも強い波動に脅かされ、飛び起きた者は結構、いるようだ。兵たちは勿論、何事かあったのかと、話し込んでいる白銀聖闘士や青銅聖闘士を何人か見かけた。 無論のこと、黄金聖闘士たちや教皇も──教皇宮に上がったアイオリアは問われるだろろう。その理由を。 そして、絶対に語らないに違いない。怪我などを理由に、誤魔化すだろう。 兄の件以降の立場もあり、教皇に隠し事など、許されないはずだし、何より、彼の性質らしくもないが──必要ならば、必ず、そうする。自分のためには嘘などつかないが、他人のためならば、自分が傷付くこととて厭わない男だから……。 「少しは返せたと思ったのに、また借りが増えちゃったかな」 元々、あの程度では返しようがなかったのだが……。 「さてと、早いトコ寝るとするかな」 そして、頭と心を切り替える。 見上げれば、美しい光を柔らかく投げかける月が、この世界を見下ろしている。 その月が夜空を巡り、地平の下に沈めば、力強き太陽が昇る。赫灼たる蒼空の王は新しい何かを際立たせるだろうか。 星矢の相手をしてくれると約束したからには必ず、彼は来るだろう。陽光の下、今度は彼はどんな風に笑うだろうか。 それが殆ど無意識的な連想であることまでは気付かずにいた。 ほんの微かな変化だったかもしれない。だが、柔らかな光は確実に、その変化を照らし出していた。
よしぼうさんへの77777ニアキリ77778小説です。リク内容は『アイオリアと魔鈴さんがでてきて、男らしいアイオリアに魔鈴さんがドキッとするような…なんて話』てなものでした。んで? エラい難産となってしまいましたよTT つーか、どう頑張っても魔鈴さんが『男前』すぎるっ;;; その魔鈴さんがドキッとクラクラするよーな『乙女心』展開ができなくて、こんなに時間がかかってしまいました。 それに、アイオリアが男らしくなっているのかどうか、今一、疑問だし★ 月明かり+黄金聖衣効果てなもんで、誤魔化し^^ 勘弁下さいね。 因みに、二人が会った『迷いの森』の開けた空間は『標なき奥津城』のあの場所です。魔鈴さんは偶然なので、覚えてませんけどね。
2009.11.30. |