１９９８／８／１５発行 ＷＢＣＩＩ〜ＷＨＩＴＥ　ＢＡＳＥＳ’ ＣＡＰＴＡＩＮ　ＩＩ〜

全くド派手な色使い。実は本文の紙に『星の紙』なる七色のカラー紙を選べるフェアを使っていたので、その色に合わせ、表紙の基本色も決めていた。ブルー（スピカ）・グリーン（ベガ）・バイオレット（アンタレス）ときて、残るは白系の三色と、・・・ピンク（マース）。悩んだ末に、外すくらいのつもりで、描いてみた。 　さすがに、どピンクの服を着せる勇気はなく、白いシャツが光の加減か何かで、薄桃に染まっている、ようなイメージで描いた。 　一応、『Ｚ』時代だが、はっきりいって、Ａｒｋ☆は年齢の描き分けは大の苦手である。どの年代でも大して変わらないと、よくいわれるブライトだが、特に内面が外に表出すると考える輝が全く変わらないはずはないと思っているので、その辺を表現するという意味で苦労した。 　とりあえず、これが最後のカラー表紙となっている（10月現在）。 　映像版のない時代を輝なりに書いてきてから、映像のイメージが強い『Ｚ』を書くにあたり、やはり、『ＷＢＣ』よりは輝版解釈がかなり入り込むようになっていた。さらに他の原作キャラにもオリジナル設定を用意し、視点も以前のようにブライト個人のみに捕われなくなりつつある、ある意味、過渡期の作品、かと思う。（輝）